Nederland観光

昨日は夜のAmsterdamしか観光できなかったので、もう一度市内観光をすることに。


↑ホテルの写真。

ちなみに、今回の観光の目的は、Nederlandでは芸術、Belgiumではビール、でございますので、とりあえずAmsterdam市内で、Hollandの誇る三大画家、Rembrandt*1、Vermeer*2、Gogh*3を鑑賞しようということに。


ついでだからGassan Diamonds*4を見学してみようということにして、ダイアモンド工場を見学し、あげる予定など何もないのに、妙にダイアモンドの等級に詳しくなる。
ダイアの格付けには四つのC*5がありまして〜


一番上の格付け、Colour*6はRiver、Clarity*7はPerfectという奴は、わずか1.01carat*8なのに500万円*9というバカ高さ。
ちなみにcutは有名なBrilliantでした。
Brilliant cutは光の反射を計算して生まれた物理学上のカットなので、他にもPrincess-cutやPearshape、Emerald-cut、Ovalなどとさまざまな美的カットがあるようです。
他のCに比べてどれが上*10、というものはないようですが、Gassanは、Brillianのカットの面数をさらに増やしたGassan 121というカットを開発したらしく、Brilliantより光具合が強いとか。
これからじゃかじゃか売り出すので、値段があがりますよーといっていました。

↑Gassan121 cutの見本。


ちなみに、一緒に紹介された、1Carat、Wesselton、Pique1のBrilliantは80万円とほぼ同じカラット数でもお値段は大違い。
0.16Carat、Top Wesselton、V.S.という奴は4万円でした。


Cにも順序がありまして、Colour>Clarity>Cut>Caratの順で値段的に評価されるそうです。
しかし、RiverとTWや、PerfectとVVSの違いなんてものはとても肉眼では確認できず、wesseltonやpique1レベルだって十分に綺麗です。
レンズつかって見ないのと素人には違いなどわからないでしょう。というか僕にはわかりませんでした。


というわけで、素人にはcarat数が一番判断しやすい情報ということになるのでしょう、と紹介者もいっていました。
ちなみに、美しさの面ではCutが非常に重要だとか。



紹介されるだけ紹介されて、なんも買わないという冷やかしで退場。無料のカフェが併設されていて、コーヒーを飲んで出てくることに。ちなみに紹介者は日本人です。日本に支店があるそうですから、日本人スタッフがいるのでしょう。


その後、美術館にいくためにマヘレの跳ね橋とやらを拝みつつ、市内を大移動。
道中、かの有名な飾り窓地区*11を通る。
飾り窓の中には、下着だか水着だかわからない格好の女性たちがポーズを取っていますが、最初はマネキンだと思ってました。
突然動いてびっくり。
運悪く運河向こうからみたので、視力が悪い僕ではよくわからなかったのです。
運河を渡って写真でもとっておきたかったのですが、急ぎ旅行気味の僕はその時間もなく飾り窓地区との縁はこれで切れてしまいました。
ちなみに、売春が合法なのは、禁止しても結局アンダーグラウンドで行われるわけで、Gangに雇われて不当な条件で売春をさせるぐらいなら、合法にして国家で保護してやろうという、名より実をとるHollandらしい理由だそうです。
ちなみに、EUで最初に同姓婚を認めたのもこの国らしく、急進的な国家なのかもしれません。


とりあえずRijksmuseum(国立博物館)へ。
ちっとも夜じゃない夜警*12や、布地組合の見本監査官たち*13といったRembrandt有名絵画を見る。
Vermeerはそもそもの作品数が少ない*14ので、Rembrandt*15に比べると絵の数は少なかったですね。
前者が4点で、後者が15点ぐらいでしたかね。


Vermeerの有名絵画De keukenmeid*16を現地でみる。まあ去年日本でもみたわけですが・・・・
他にも17世紀Hollandの三大画家*17の残り一人であるHals*18や、Steen*19といった有名どころの絵画が多数。
一般人にはなじみのない絵画の中にもいいものが多数あって、良かったですねぇ。
Goghも数点ありました。


そのままはしごしてRijkmuseum Vincent van Gogh*20へ。
ここでは、Goghの作品が時代ごとにわけて飾られていて、彼の画風の変化を鑑賞することができるのが最大の利点。
ミレーの影響を強く受けたといわれるオランダ時代*21、そして絵が華やかになったパリ時代*22ゴーギャンとの共同生活を送ったアルル時代、そしてサン・レミ精神病院に入院した時代、最後にオーヴェル・シュル・オワーズの晩年時代。
次第に抽象画に近くなっていくのがわかったり。
色彩の使い方が時代によってだいぶ違うんですよね。
僕は、Amanndelbloesme*23が好きです。


ちなみに、Gogh以外の絵画も多数あり、個人的にはLhermitteのHaymakingがいい感じでした。


特別展で、Millais*24展がやってました。
Me, Opheliaというタイトルの写真展も併設されていて、いかにも特別展。よかよか。



その後、風車を見ようと中央駅からStoptreinに乗って一路Zaanse Schansへ。

風車を眺めたら
木靴工房やチーズ工房を見学。エダムチーズ作ってました。


木靴は買って来ようかとも思ったのですが、あまりにかさばるのでやめました。



再びAmsterdamに戻り、Barで酒を飲んで、ホテルへ。
ちなみに、Nederlandでは、Coffee Shopといったらマリファナをメインに出す店なので注意。
飲み物を飲みたかったらCafeかBarに行きましょう。
僕は結局利用しませんでした。


ホテルのBarでまた酒を飲んで、就寝。
Hollandの飯はあまりうまくないのではないか・・・・
ホテルの朝食は、ビュッフェスタイルだったのですが無駄に美味。
とにかくパンがうまいのと、ハムやソーセージ系がうまい。
そして生絞りオレンジと牛乳と。
後はまあ、普通。

*1:Rembrandt Hamensz van Rijn:レンブラント

*2:Johannes Vermeer:フェルメール

*3:Vincent van Gogh:ゴッホ

*4:ガッサン・ダイアモンド工場

*5:Carat、Colour、Clarity、Cutの四つ。

*6:上から、River、Top Wesselton、Wesselton、Top Crystal、Crystal、Top Cape、Cape、Yellow

*7:不純物の少なさ、透明度。上からPerfect、V.V.S.、V.S.、S.I.1、S.I.2、Pique 1〜3という等級に。ちなみにPique4以降は存在するけど売り物にならないとか。

*8:1carat=0.2gram。値段は指数関数的なカーブで増加します。

*9:免税値段

*10:Cutの技術レベルによる格付けはあるようです。面の角度が狂っていないかとかが大事だとか。

*11:Hollandの娼館地区といったところでしょうか。Hollandは売春が合法な珍しい国。組合もあるそうで。

*12:De nachtwachtというタイトルの韻がいいから残されているらしい

*13:De staalmeesters

*14:生涯で30数点ほど。

*15:700点ほど

*16:牛乳を注ぐ女

*17:ゴッホは19世紀です。

*18:Frans Hals:ハルス

*19:Jan Steen:ヤン・ステン

*20:ゴッホ国立美術館

*21:確かにミレーっぽい。晩鐘ぽい絵とかありました。

*22:浮世絵を取り入れた絵画もこの時代。モネの影響をうけたとかどうとか

*23:花咲くアーモンドの小枝

*24:John Everett Millais:ミレー