蕎麦の食い比べ

近所の蕎麦屋で、いい感じなところが二店あるので、どうせだからはしごしてみました。
まだ新そばの季節なので、もり*1に。冬だからあったかいのを、というのもわかるのですが、蕎麦は冬こそ旬なので、ぜひもりでくってほしいですね。


一軒目は、生わさびがでてきて、自分で鮫皮でおろすのです。
わさびというのは、おろしてから2〜3分たったぐらいが一番辛いんだそうで*2、おろしているとちょうどいい時間に蕎麦が茹で上がってくるのです。たぶん見計らってわさびを少し前に出してくれるのでしょう。
蕎麦は茹でたてがうまいですからね。
運ばれてきた蕎麦は、いい蕎麦の香りがして食欲をそそります。


書いてなかったけど、見た目と風味から二八蕎麦。そば粉の産地や生産農家まで掲示してあるこだわり。
薬味*3も出してくれるんですけど、この時期の蕎麦に薬味をいれるのはお勧めできませんね。
ほんとに蕎麦の香りを感じなくなってしまうのです。試してみるといいですよ。特に葱が危険です。


ほんとはわさびもいらないくらいなんですけど、せっかくの生わさびだから少量を蕎麦に乗せて*4食ってみたり。
蕎麦の香りがそばつゆの匂いで覆われてしまわないように、蕎麦の下半分だけをそばつゆにつけて食べるのです*5


ちなみに、最初の一口は蕎麦だけ。そばつゆにつけずに。
そして蕎麦の香りと風味を味わってからそばつゆを一口。
それから、半分をそばつゆ半分づけで。
残り半分にはわさびをつけて食べました。
一軒目はコシがある蕎麦でしたねぇ。


最後に蕎麦湯で割ってのむと。蕎麦湯うまいっすよねー。


そして二軒目へ。蕎麦は値が張る割りに量が少ないので、二件ぐらいぺろっと食っちゃえますね。というか、ザルで3枚ぐらいは軽いわけだから、ほんとは3件でも余裕か・・・?


二軒目はなんかおしゃれな外観な店です。
ここは二八蕎麦と十割があるんです。食い比べのためには二八にすべきなのでしょうが、ついつい数量限定と、二杯目無料につられて十割に。


さすがに十割だけあって、一軒目よりも強い蕎麦の香り。わさびはおろしたのがきました。薬味は刻み葱。
一口目を口にいれると、あの蕎麦独特の風味が。
これが苦手な人は二八のほうがむしろいいかもしれませんね。


僕は好きなので堪能させていただいたわけですけど。
ちなみに、二軒目ではついついてんぷらを頼んでしまったわけですが、うまいてんぷらでした。
かなりうまし。


一軒目でも頼んでみて食べ比べればよかったかな。
金がかかりすぎるから無理か*6

*1:蒸篭

*2:わさびの辛さは揮発性なので、これ以上立つとすぐとんでしまいますが

*3:刻み小葱と、大根鬼おろし

*4:わさびの刺激成分は揮発性なので、そばつゆに溶かすととんでしまいます。ちなみに醤油に溶かしてもとぶので、刺身を食うときにも溶かさないほうがいいですよ。ただし、刺激を弱めて、風味だけを楽しみたいならあえて溶かすのもありといえばあり。

*5:ちなみに、この食べ方だと、蕎麦に乗せたわさびの香り・辛味もとばないのでお勧め

*6:量的に無理だとはいわないあたりがポイント