国民投票法案

ついに成立しましたね。
いや、俺が試験受ける直前とかに憲法改正とかされたらどうしましょう。いやまじで。


さてまだ条文を全部みたわけではないのですが、どうやら包括的に賛成か反対かの投票らしいですね。
つまり、国民にとって有利な条項*1と政府にとって有利な条項*2を一緒の改正案で出して、新しい権利を明記してほしかったら自衛軍合憲化に賛成しやがれといったことも極端な話ありえるってことですね。


安倍さんはどうにもあせってるみたいですし。飴とムチでくるのでしょうか。
憲法改正には改憲、創憲、加憲があげられているわけですが、創憲とか、包括改憲に対してこの包括投票だと政府の言いように憲法が変えられてしまう可能性が高くなりますね。
というか、改正法案て旧条文の何条をどうするとか、何条の何を加えるとかそういうタイプでだすんすか?
それとも、全条文をバシッと作り直してこれで改正法案だ!ってなるんすかね?


後者だったらやだなぁ。
中曽根さんの憲法草案の前文なんかおれからすれば意味不明ですよ。なにが言いたいんだっつーの。


ただ、逐条投票とすると手間がとんでもなくなりますし、あるいは創憲で逐条で否決された場合、旧憲法との効力がどうなるのかが微妙ですが。



オレとしては出来れば1条ずつの改正法案を出して、順次投票に掛けてほしいんですけど、絶対そうはしないだろうなぁ。都合悪いもんなぁ政府の。


http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20070214A/index.htm
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20070514A/index.htm
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/plebiscite/?1179106710


http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070430-01-0301.html
この「後出しジャンケン」というのには僕も賛成ですね。
批判もありますが、選挙で勝ったら憲法草案をだしますというのははっきりいって選挙の意味半減ですよっていう。


批判も多いですが、小泉さんの郵政選挙みたいな、法案について国民の信を問うってのはあれはあれで選挙の形として全うなんですよ。まあ争点が一つに絞られてしまうのはまずいのですが、あれは乗せられた俺ら国民がバカだったことで。


国民投票法案を成立させたわけだし、やっぱ参院選改憲を争点にしてもらわにゃ。
勝ったら独自色を強め、まけたら薄くしますっていうのは改憲案について信を問うてないじゃん。


まあ日本は選挙で負けないように消費税の増税についての公約はつけませんとかそういう「後出しジャンケン」をいっぱいやってきたんですけどね。

*1:新しい権利とかですね。

*2:自衛隊問題とかでしょうか。まあ僕は(ry