恒例、ワイン紹介。

開けたワインは5本

ピオロ・キュヴェ・ド・レゼルヴ
服部からのもらい物。シャンパン。
ピノノワール50% ピノムニエ10%、シャルドネ40%
ピノ・ノワールがこれだけふくまれているせいか、白なのにロゼっぽいお味になっている。
ちなみに、ピノの比率が高いシャンパンで有名なのが、あのドン・ペリニョン
ピノ・ノワールは、ブルゴーニュ産赤ワインのブドウとしてよく知られる。非情に繊細なワインができる。
なかなかのお味。もらい物なので満足。


マクウィリアム・ハンウッド・エステート・シャルドネ 2003
シャルドネ92.5% 、ヴェルテルボ4.5% 、セミヨン2.8% フレンチ・コロンバード0.2%
の白ワイン、オーストラリア産。
シャルドネは有名なシャブリに代表される、白ワインの代表的ブドウ。醸造方法しだいで、非情にキレのあるワインも、芳醇なワインもできる。
かなりうまし。評価が高いだけのことはある。夏に呑みたくなる一本。


シャトー・スゴンザック・エリタージュ 2002
金賞四つの赤ワイン。ボルドー産。
メインはメルロー80%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、マルベック10%。
メルローがメインなことからわかるように、ジロンド河右岸が産地です。
2002年という年が、それほどいい年とはいえないことがあってか、フルボディであっても飲み頃であったと思う。
デキャンタージュしなくても、のめる味でありました。まあまあ。3時間後ぐらいには、大分へたれていました。
室温で放置しておいたせいかねぇ。クーラーには1本しか入らないからなぁ。


シャトー・フォール・ド・ヴォーバン 1983
熟成された、ボルドーオー・メドック産の赤ワイン。サン・ジュリアンとマルゴーの間の村らしい。
メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、プティ・ヴェルド10%
シャトー蔵出し*1なので、保存状態も完璧で、しかも非情に安い。シャトーは蔵出しワインをもっとやってほしい。古酒は高くってしょうがない。*2
ヴィンテージワインには劣化のリスクが常に付きまとうが、蔵出しではその心配がほとんどないのがいい。リコルクもやってくれるし。さらに、シャトーが蔵出しするということは、まさに今が飲み頃ということ。
コルクが非常にもろくなっていて、開けるのに苦労した。
ちなみ、色はやや茶色い赤で、ブーケ*3が強くした。
タンニンはしっかりと落ちていて、非情に美味であった。こんたは気に入ったようだが、でみつさんにはどうだったんですかね。


アイスド・アップル
カナダ産、リンゴが原料のアイスワイン(氷結ワイン?)。シードルから炭酸をぬいて、非情に甘くしたような感じ。リンゴのワイン特有の癖が強く感じられた。まあ、普通。
これを呑んでの教授の一言「梅酒みたいじゃね?」 さすが。


ワイン用ブドウの品種の基本については以下。
ワイン用ブドウ品種の一覧 - Wikipedia


赤ワイン2本がでみつのもってきたチーズと非常によくマッチした。マリアージュってかんじ。

*1:ワイナリー(特にシャトー)がワインを飲み頃になるまで保存しておいて、飲み頃になったら出荷するワイン

*2:普通のシャトーやドメーヌといったワイナリーは、樽で数年熟成させることはあっても、瓶詰めすれば一年未満で出荷してしまうことが多い。だから、熟成酒を飲もうと思ったら、自分でセラーに保存しておくか、ショップのセラーに保存してあるものを探すか、レストランやワインバーなどのセラーに保存してあるものを注文するかしかない。後ろに行くほどワイン単価があがる。その代わり、とんでもないものがある。フランスのアパルトマンの地下には共有セラーがあるらしいが、日本は保存環境が劣悪なので、日本で安くヴィンテージワインを飲もうと思ったら、蔵出しを除けば、自分でセラーを買って保存しておくしかない。蔵出しワインはあっという間に売り切れるので、日頃からショップをまわっていないとだめ。

*3:熟成香。10年は寝かせたヴィンテージワインでないと出てこないので、あまり縁のない香り。ちなみ熟成を経ないワイン自体の香りは、アロマ