今日はバーンズナイトでした

TMHRが、バーンズ・ナイト*1のことを書いていたので、僕もロバート・バーンズ*2の詩の紹介をば。

『ワインのことなど他の詩人に任せておけ。私はスコットランドの大麦が作る酒を讃えよう』
『おお、ウイスキー!人生の愉悦と即興性の塊!詩人の心から感謝の念を受け止めてほしい!おまえが存在しなければ、わが哀れな詩も調子っぱずれのガナリ歌!おまえが目の前に現れなければ・・・』
『酒は自由と共に進む!』*3


"スコットランドの歌"より by Robert Burns


ロバート・バーンズにちなんだウィスキーとして、ロバート・バーンズというウィスキーがありますが
実はカティ・サークもロバート・バーンズ由来。
カティーサーク(Cutty Sark)とは、スコットランド*4で短い(Cutty)肌着(Sark)*5を意味し、ロバート・バーンズ作の詩Tam O'Shanter(シャンターのタム)に由来します。


同作品に登場する魔女Nannie(ナニー)が、Cutty Sarkを着て踊って、酒に酔ったタムが魅了されるという。
それで、かの有名な帆船Cutty Sark号の最初の船主であるJohn 'Jock' Willisが、これから命名したとかどうとか。
Cutty Sark号の船首飾りはCutty Sarkを着たNannieの像になっています。


んでこれからカティサークというウィスキーが生まれたと。
ええ。


ちなみに、カクテルのロバート・バーンズ
スコッチ・ウイスキー・・・45ml
スイート・ベルモット・・・15ml
アンゴスチェラ・ビターズ・・・1dash
ペルノ・・・1dash
これをステア、です。
ウィスキーにもロバート・バーンズを使えるといいですね。



Robert Burns Country: the official Robert Burns site

*1:バーンズ・サパーを饗するわけですが、ハギスはちょっと・・・・

*2:スコットランドの国民的詩人。日本では'Auld Lang Syne'や'Comin Thro' The Rye'で有名。

*3:当時、スコッチウィスキーには大変な重税がかかっていました。それに反抗しての言葉です。

*4:スコティッシュ・ゲーリックなのかスコッツなのかは不明です。どっちだ?

*5:英語だとshort chemise、つまりシュミーズみたいですね。