早稲田三大老舗

なんとなく気になったので、調べてみました。

フクベエいわくの早稲田三大老舗飲食店の創業年数を。

三位:金城庵 大正8年(1919年)創業。
http://gourmet.suntory.co.jp/shop/0332034591/index.html
蕎麦、天麩羅、丼の店。
エビを開いてあげるのが伝統。創業以来の伝統らしい。



二位:高田牧舎 明治38年(1905年)創業。
http://waseda-links.com/moguwase/shop/takaboku.html
ミルクホール。
正直、数回しかいったことないので批評できるほど知らないけど、カレーは昔ながらな日本カレー。
あと、いかにもという感じの古風なハヤシライス、カツサンドなんかは食べてみるといいかもしれない。


一位:三朝庵 安政6年「頃」(1860年「頃」)創業。
http://www.walkerplus.com/tokyo/gourmet/DETAIL/V-TOKYO-1RTAM613/
一説によると、カレーうどんかつ丼発祥の店。
カレー南蛮という説もあるけど、蕎麦とカレーをあわせたのは中目黒の朝松庵のほうが先のようである。
カレー南蛮の解釈にもよる。
カレー南蛮は、蕎麦で、カレーうどんはうどんだと解すれば、カレー南蛮発祥は朝松庵。
カレー南蛮は、カレー南蛮うどんとカレー南蛮蕎麦があると考えると、カレー南蛮うどん発祥とカレー南蛮蕎麦発祥に分かれる。
ちなみに、三朝庵がカレーうどんを世に送り出したのが明治37年、朝松庵がカレー南蛮蕎麦を世に送り出したのが明治41年だそうである*1
ちなみに、ライスカレー風月堂から明治10年に世に送り出されたそうで。


かつ丼は、他にも早大生・中西敬二郎が大正10年に考案したという説もあり。
なお、さらに一説によると開化丼*2も三朝庵が考案したという説もある。
ただ、ここの開化丼は独特のどんぶりで、豚肉とたまねぎの上に揚げ玉がかかっていて、普通の開化丼とは違う。


老舗だけあって、発祥だらけだ。


ちなみに、この三店、早稲田にあるにしては値が張ります。
そして、老舗だけあって古いお味なので現代人の舌からするとそこまでうまくないと思われます。
可も無く、不可も無くなお味。で、高いのでまあ、通うほどの店ではないかと。
でも伝統を味わうのも一つなので、一度くらいずつは行ってみるといいでしょう。

*1:ただし、最初に出したのは大阪は谷町。大阪で成功したので43年に東京でもだしたとか。パンフ参照

*2:開花丼とも。でも文明開化なわけだから、由来からするとやはり開化丼なのではないかと思ったり。