山本一力

氏が今日の朝日の夕刊にコメントを書いていた。


「自己都合の内定辞退などけしからん!」
というもの。


どうも、内定を複数とって、それで行きたい企業を選らんでそれから他は辞退するというのはだめらしい。
雰囲気が合わないという辞退は認めるらしいが、その場合は即座に辞退できるはずだ!みたいな。


辞退者が内定をとってしまったことで他の奴が取れたはずの内定枠が埋まってしまった
大学は受験者はお客様で金を払う身分だが、企業はこれからお金を逆にもらう身分だからだめ
とかそんなことが書いてった。


するとみんな、入社試験に不合格になって初めて他の企業を受けられることになるか
あるいは、最初に内定をとった時点ですべての就活をやめなければならなくなるわけで
すると、結局第一志望の一社を少なくとも最初にうけなければ(正確には最初に内定が取れるスケジュールになればいい)いけなくなるのではないかい?


すると、つまり入社志望者は自分の就職に保険をかけられなくなり、本命に落ちる→その時点では結構入社試験が終わってるということになったりしないのかい?


倍率がとんでもない入社試験でそれは厳しいよな・・・・
と思った。


とりあえず俺の中ではダメ作家決定。
その辺の問題をどうかわすのかふれてもらわんととてもじゃないけど理想論過ぎてうなづけん。
就活は競走なわけだし、一生がかかっている場合も多いし、自分本位になってしまうのもしかたないのではないか。


そもそも、雇用契約というのは双務契約だから双方対等が原則のはず。
まあ実際にはそんなことはないけどさ。


教えてもらうかわりに授業料を払う
というのが
労働力を提供する代わりに賃金をもらう
に代わっているわけで、双務契約であるという性質から考えると金をもらおうが払おうが原理的には一緒じゃないのか?
金を払う代わりに労働力を提供して、教えてもらう換わりに金をもらっていると考えればさ。
金は贈与してるわけじゃないからな。