訴訟と傍聴

TMHRが公判を見てきたようだ。*1


実をいうと最近は俺も月1ぐらいで見に行ってるが、一回ぽっとみにいっても実は裁判のことはほとんどわからない。
一つの事件に集中して最初から最後まで傍聴しに行き続けたほうがいい。
雰囲気を味わうだけならともかく。


日本の訴訟は長いイメージがあるけど、実のところ大半の訴訟はすぐ終わる。残りの奴は例外的に長引く奴で、とことん長引く。そういうもの。
一回で終わる訴訟もあるし、やっぱり一度通してみることをオススメする。


ちなみに日本の刑事事件の9割り以上は略式命令請求によって簡裁で裁判され、すぐ終わる。
ただし略式起訴は書面審査だけなので、被告人が出廷せず公開に意味が無いで基本的には見れないんだったかな?
見たい場合は即決裁判手続きという必ず一日で終わるものがあるが、これはまああくまでも制度上存在するというだけで、実際は・・・・・


ただし、見ていて面白いのは、やっぱり争点が複雑な訴訟となり、この類の訴訟は実に長い。最低でも1年は覚悟しなくてはならない。ここのところは結構難しい。


ちなみにTMHRは刑事事件がみてるけど、民事も見といたほうがいいぞ。
刑事事件の場合は、罪をさくっとみとめて後は延々と被告人の生い立ちの悪さなどを弁護人が述べて情状酌量を求めるだけだったりとか、あんまり侃侃諤諤な議論になるものが多くない、というかほとんど無い。
あるものもあるけど、そういうのはとにかく訴訟が長い。


民事のほうが、むしろ正面きって争うことが多いので見ていて面白い。損害賠償でもなければ情状を主張してもあんま意味ないし。グダグダしたのもあるけどね。

*1:TMHRがみた裁判は三つ目の判決だけであとは全部公判。勘違いの多い用語なので注意