銀行手数料

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061118-00000004-maip-soci
その通り。
新生銀行は圧力に屈してしまったけど、東京スターにはがんばってほしいですね。


なんで問題になるかっていうと
A銀行に口座をもっているひとが、預金をB銀行で下ろしたとしますね。
するとB銀行はA銀行のかわりに手続を行い金を下ろさせる手間と金がかかるわけです。
その手数料をB銀行はA銀行に請求します。


通常は、基本的に他行で預金を引きおろす人の数はバランスが取れるわけです。
普通は手数料を惜しんで自分の銀行を探しますけど、東京スターのように手数料無料の銀行があるとすると、他行でおろすことに躊躇しませんよね。
しかも時間外ではみんなそこでおろしますよね。東京スターの場合は、自分の銀行でも手数料が取られる土曜日でも、9〜14時までは他行のもタダですから。


すると、たとえばB銀行が手数料無料の銀行だとすると、B銀行の預金者でA銀行でおろす人はほとんどいない(自分のとこならタダですから)のにたいして、A銀行の預金者でB銀行でおろす人はいっぱいいるので
ほとんど一方的にA銀行がB銀行に手数料を払うことになるわけです。


そんなのは不公平だというのが東京三菱UFJの言い分なわけですね。他の銀行(大手)が圧力をかけて、手数料無料をやめろとか、銀行間手数料を安くしろ、というわけです。
新生銀行はその圧力に屈して、他行の手数料無料をやめてしまったわけです。


しかし、言わせてもらえば、他行が手数料を無料にする努力が足りないのがいけないと思うんですよ。
努力不足で金をとっているのだから、努力しているところにその金が流れてもいいと思うんですよね。


東京スターががんばっていれば、東京スターで預金を引きおろす人が増えないように自行でも時間外手数料を無料にする銀行がでてくるかもしれない*1ので、がんばってほしいですね。

取引停止とかの圧力をかける大手銀行はどうかと思いますね。商売なんでしょうけど、預金者からすれば。

*1:そうすればあえて他行で金を下ろさなくなるし、他行引き出しも無料にすれば自分の所にも他行の預金者がきて銀行から手数料を取れる。